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VOL-12『アトピー発症の本当の原因』【ノーベル賞レベルメソッドの伝授】

アトピーの原因

みなさん、こんにちは。

アトピー完全克服理論
「ノーベル賞レベルメソッド」開発者の

赤嶺 福海です。

さて、今日からいよいよアトピー発症の根本原因について
詳しくお話していこうと思いますが、

まずは私がどのようにして本当の原因を突き止めるまでに
至ったのかをご説明していきます。

VOL-12◆アトピー発症の本当の原因

メルマガ第2回目、第3回目でもお伝えしましたが、
アトピーを発症したり、難治化したりする大きな原因の一つに
ステロイド剤やプロトピック軟膏等の長期使用があります。

しかし、これが原因の一つに過ぎないことは、
日本で生まれる赤ちゃんの4人に1人が生後間もなくから
アトピーを発症させている事実からも明らかですね。

では、まっさらの状態で産まれたはずの赤ちゃんの体に
一体どんな異変が起こっているのでしょう?

遺伝だけでは説明できないことは、
アレルギー体質でないご両親からアトピーの赤ちゃんが生まれ、
逆にアレルギー体質のご両親から健やかな肌の赤ちゃんが生まれる
ということからも推測できると思います。

私は、これまで32000件を超えるアトピー相談を受け、
その中での聞き取り調査から、この原因を突き止めました。

以下が、発症年代別の聞き取り内容です。

◆生後まもなく発症した赤ちゃんのご家族からの聞き取り
(1)出産前に産道殺菌のために「膣抗生剤」を投与された
(2)黄体ホルモンの投与があった
(3)帝王切開だった・切迫早産となった
(4)母親がアトピー性皮膚炎だったり、過剰なストレスがあった
(5)妊娠中に性交渉がなかった
(6)出産後1ヶ月以内に抗生剤投与があった
(7)黄疸診断があり紫外線照射を行った
(8)ステロイド処置と保湿剤処置を行った
(9)ご両親・祖父母のアレルギー暦のない方が多かった
(10)10件以上医者を歩き回ったが納得のいく説明がなかった

◆1~2歳から発症した保護者からの聞き取り
(1)少しの湿疹にステロイド剤を使用した
(2)風邪ひきに抗生剤を長期間使用した
(3)保湿剤を長期間使用した(特に冬場)
(4)環境変化(引越しや異常気象、暴力等)による自律神経異常
(5)離乳食により発症
(6)砂糖の大量摂取
(7)牛乳の大量摂取
(8)長時間の入浴
(9)喘息で吸入したステロイド薬の影響で皮膚まで発症した

◆3歳~第二次性徴期前に発症した保護者からの聞き取り
(1)湿疹や虫さされ、火傷にステロイド剤を使用した
(2)風邪引き毎に抗生剤を長期に使用した
(3)砂糖(ケーキやスナック菓子等)の継続摂取があった
(4)牛乳をがぶ飲みしていた
(5)長時間入浴が多かった(特に冬場・・親も進めた)
(6)スイミングに通って皮膚が弱くなり、ステロイド処置
(7)環境変化(引越しや異常気象、暴力等)による自律神経異常

◆第二次性徴期以降に発症した方からの聞き取り
(1)いじめにあっていた
(2)受験ストレスで発症した
(3)就職時期に発症した
(4)恋愛関係のストレスで発症した
(5)家族ストレスで発症した
(6)会社勤めによるストレスで発症した
(7)ステロイド剤処置以降改善しなかった
(8)洗顔のし過ぎで顔が赤くなりステロイド剤処置し治らない
(9)風邪引きが多く抗生剤処置が続いたことで発症
(10)ピーリングエステをして発症し戻らない
(11)妊娠して発症した(昔から少し症状はあった)

この聞き取り内容で、まず私が注目したのが、

0歳児から発症した子の母親の大半が、
産前産後に病院処置を数多く受けていた。
一方で、1歳以降に発症した子の母親の大半は、
そのような処置を受けていなかった。

という点です。

つまり、0歳児の最大の発症原因はそこにあり、
病院処置によって、母体と赤ちゃんの体内で
なにが起こったのかを探れば、
アトピーの根本解決に繋がるはずだと考えたのです。

その答えは、健康な赤ちゃんとアトピーの赤ちゃんの便を
それぞれ検査していくことで明確に見えてきました。
腸管内には多くの細菌が棲息しているのですが、
アトピーの赤ちゃんから採取した便は、
有用菌群の一種である乳酸菌が極端に少なく、
雑菌群が多く繁殖していました。

なんと生後間もなくから、腸内環境のバランスに
大きな乱れが生じていたのです。

本来、生まれたばかりの赤ちゃんの腸管には
たくさんの乳酸菌が棲息しています。
でもお母さんのお腹の中は無菌ですから、少し不思議ですよね。

実は赤ちゃん達は、生まれてくる際に
お母さんの産道を通して乳酸菌を受け取るのです。

赤ちゃんはその乳酸菌を受け取ることで免疫を確立させ、
この雑菌社会で生きる条件を、生まれた瞬間から作り出すのです。
しかし……その大切な産道に抗生剤を投与すると、
雑菌群と共に乳酸菌などの有用菌群も排除され、
赤ちゃんはお母さんの乳酸菌を十分に受け取れない状態で生まれます。
結果、生後まもなくから免疫機能が乱れ、
アトピーを発症したと考えられるのです。

また、帝王切開の場合も産道を通過しないため、
乳酸菌を正常に受けられませんから、
分娩室の環境にもよりますが、

アトピー発症の確率は高くなります。

さらに、

お母さん自身がアトピーである場合も注意が必要です。
彼女たちの腸管内に棲息する乳酸菌は、アトピーでない方の
100~10000分の1ほどであることが便検査で分かっています。
腸管と産道の菌は繋がっているので、
当然出産時にも乳酸菌の移譲が不十分となり、
赤ちゃんもアトピーになりやすくなります。
けれども妊娠中に正しい腸内細菌整備を行っていれば、
お母さんがアトピーであっても
赤ちゃんはアトピーになりにくくなるのです。

つまり、

0歳から発症する乳児アトピーの原因は
遺伝と関係なく、妊娠中に産道と腸管の
整備を心がけることで十分回避できるのです。

けれども、注意すべき点は産後にもあります。
赤ちゃん自身への抗生剤投与や紫外線治療などによって、

せっかくお母さんから受け取った乳酸菌を減らされたり、
肌バリアを形成する皮膚常在菌を減らす恐れがあるからです。

さて、説明が長くなってしまいましたが、

以上の流れから、

0歳児のアトピーの一番の原因が

腸内環境の乱れにあると考えた理由は
理解していただけたと思います。

では、

1歳以降からの発症の場合はどうでしょうか?

改めて1歳以上~成人の方々の
聞き取り調査に目を通していきますと、

抗生剤やステロイド剤の長期使用、生活習慣の乱れ、
過剰なストレスなどが共通項目として浮かび上がってきます。

そしてこれらの全ても、結果的には腸内環境の乱れと
皮膚常在菌のダメージに直結しているのです。

つまりアトピー性皮膚炎は、

腸内と皮膚に棲息する有用菌が極端に減少することで起こるのです。
症状が出ている皮膚だけを薬剤等でケアしていても
治らないケースが多いのは、実は当たり前なのです。

では、腸内や皮膚の有用菌が極端に減ると、
体や皮膚にどんな影響を及ぼしていくのでしょうか。

その内容は、次回詳しくお話ししていきます。

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