みなさん、こんにちは。
アトピー完全克服理論
「ノーベル賞レベルメソッド」開発者の
赤嶺 福海です。
前回は、アトピーリスクを高める
産前処置と母体のストレスについてお話しました。
今回はその後編として、産後処置のアトピーリスクを
詳しくお話していこうと思います。
VOL-15◆産後処置のリスク〈光線療法編〉
大きなトラブルもなく理想的な出産を迎え、
無事にピカピカお肌の元気な赤ちゃんが生まれたとしても、
実はまだまだ安心はできません。
現代の産婦人科で出産した場合、産後にも様々な検査が待っています。
そこで今回は、その産後処置の中でも特に頻繁に行われている
光線療法についてお話していきます。
生まれて間もなくの赤ちゃんは赤血球が多く、
これが分解されてピルビリンに変換し、
肝臓より排泄されますが、まだ肝臓機能が未発達なので
一時的にピルビリン数値が上昇して
黄疸症状が起きることがよくあります。
しかしこの自然的な黄疸は生後20日程度で治まり、
赤ちゃん特有の肌色や目の色に落ち着いていきますから
全く心配はありません。
しかし、
産後このピルビリン数値が規定値を僅かでも上回ると、
医師は念のためと称して光線治療をすすめます。
確かに、溶血性黄疸とか胆道閉鎖症とか
命に関わる重要な症状も考えられなくはないのですが、
95%以上が自然黄疸(生理的黄疸)であり、
自然解決できるのです。
ですから、ご両親はご不安でしょうが、
処置をすすめられても、しばらく様子を見ることも必要です。
毎日、間接的(日陰)に日光浴をしていれば解決していきます。
それでも万が一、どんどんピルビリン数値が上昇していくのであれば、
光線治療をスタートさせましょう。
この段階からの開始でも手遅れにはなりません。
では何故、光線治療はできるだけ避けるべきなのでしょうか。
実は、アトピーリスクを高める産前処置などを行っていないにも
かかわらず、アトピーが発症するケースに、
この光線療法処置があるのです。
これは当方アンケート結果で確認した事実です。
健康な赤ちゃんに、紫外線を照射し続けるとどうなると思いますか?
紫外線に殺菌効果があることは
皆さんもご存知だと思います。
つまり、皮膚構成に大きく影響する「皮膚常在菌」もまた、
紫外線によって急激に減少してしまうのです。
すると、皮膚粘膜が崩壊して隙間ができ、
空気中の雑菌群が棲息・侵入しやすくなり、
皮膚炎症の原因となってしまいます。
皮膚粘膜が崩れ、深刻な雑菌感染が始まれば、
恐ろしいスピードで症状は拡大していきます。
腸内の乳酸菌同様、この皮膚常在菌もまた
雑菌群から体を守ってくれる大切な有用菌ですから、
光線治療は安易に行っていい処置ではないのです。
次回は、この光線治療と同じ理由で危険である
赤ちゃんへの抗生剤処置についてお話していきます。
発行責任者
一般社団法人 アトポスSP 赤嶺福海